ブレーキフルード:1,500円
耐油チューブ(内径4mm):120円
実は写真のチューブは内径5mmです。5mmのチューブだとブリーダーとピッタリすぎて簡単に抜けてしまうので
買いなおしてきました…
まずはブレーキフルードの量をチェック。新油も同じ量を入れるので必要であれば液面をマーキングしておきます。
上から覗き込んだ限りでは黒色透明でちょっと汚れてるかなーという程度。
これを注射器かなにかでちゅーちゅーと吸い取っていきます。
吸い取っていくと…。底の方は謎の黒色微粒子、
物質Xが沈殿していました。
なんですかね?これ?恐ろしいです。
怖くなったのでリザーバタンクを新油で3回ほどすすぎました。
廃油を吸い取ったら新油をMAXまで注油しておきます。
ブレーキフルードリザーバを新油で満たしたら、
まずマスターシリンダーから遠い場所から油路内の廃油を抜いていきます。
一番油路が長いのは左後ろ足。油路が一度右後ろ足を経由して左後ろ足に到着するためか、
右後ろ足にはブリーダープラグがありません。
ブリーダープラグはブレーキドラムの後ろにあります。チューブを繋いで、10mmのメガネレンチをセット。
そして誰かにブレーキペダルを何度かポンピングした後、ギューっと踏み続けてもらいます。
踏んでいる時にブリーダーを緩めて油を抜きます。
抜いた瞬間ペダルが下がるので足をはずさない様に踏み続けてもらいましょう。
そしてブリーダープラグを閉めてから足を踏むのをやめます。
そうしないと油が逆流してエアを噛みますからね。何回かこれを繰り返して廃油を抜いていきます。
定期的にリザーバをチェックして新油を足しましょう。これも怠るとエアが入り込みます。
しばらく続けると抜けてくる油の色が変わると思います。新油が流れてきたらそれで終了です。
しっかりブリーダーを締めておきましょう。
前足です。なんとコチラは8mmでした。8mmのメガネはなかった為、
ロングノーズロッキングプライヤーで緩めたあとスパナを使いました。
やや固着気味でしたね。後ろ足と同様に廃油を抜いていきます。
前足は左右にブリーダープラグがあるので忘れずに両方処理します。
これでフルードの交換はオワリ。
抜いた廃油は恐ろしく黒い色をしていました。新油は琥珀色なんですけどねぇ…。
全然交換していなかったようですね…。恐ろしいです。
やっぱり中古車は最初に油脂類は全部交換しちゃったほうがいいみたいですね…。
交換してからはブレーキがカッチリです。これはエア抜きの効果でしょうね。それからブレーキが効きはじめてからのコントロールがしやすくなりました。制動力が、踏力に比例するように近づいた感じです。